橈骨神経ブロック

Posted on 24th 5月 2011 by admin

このブロックは,頻度の高い橈骨遠位端骨折の術後疼痛に有効です.エコーを用いれば腋窩ブロックより簡単です.

J Emerg Med. 2011 Feb 5. Supracondylar Radial Nerve Block for Treatment of Distal Radius Fractures in the Emergency Department.
Frenkel O, Herring AA, Fischer J, Carnell J, Nagdev A.


Ann Emerg Med. 2006 Nov;48(5):558-62. Feasibility of forearm ultrasonography-guided nerve blocks of the radial, ulnar, and median nerves for hand procedures in the emergency department.
Liebmann O, Price D, Mills C, Gardner R, Wang R, Wilson S, Gray A.

穿刺針:23G 5cmのブロック針

薬剤:0.375%アナペイン5-8ml

鎮痛効果:10時間

適応:橈骨遠位端骨折

方法:仰臥位.肘関節を伸展,前腕は回外し,上腕骨外側上顆の上にプローベを置きます.橈骨神経は上腕筋と腕橈骨筋の境界の橈骨神経管内を走行します.外側から平行法で針をすすめ,腕橈骨筋の筋膜を貫いたら薬液を注入します.

上腕筋と腕橈骨筋の境界が下図のように斜めに見えます.神経を追いながらプローベをゆっくり上下に平行移動して,神経がわかりやすいところでブロックします.この付近では動脈は併走していませんが,上腕骨骨幹部まで神経を追うと動脈が併走しています.

プローベを少し末梢側に平行移動すると下図のように上腕骨小頭の関節面が見え,橈骨神経はこの付近で浅枝と深枝に分岐します.ブロックは分岐する手前で行います.

ブロック中の画像です.